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和洋の中2設定の限界を目指す。
めくるめく辛味の物語。葵唐物語 第1巻
わさびととうがらしだったらわさびが攻めだよねという非常にくだらないベーコンレタス発言から始まったんですが、こうなったらくだらないなりに中2(笑)の限界極めようぜということで、私が和わさび・ふぁすさんが洋とうがらしを擬人化する話が出たわけでございます昨日ね。後個人的には生姜とか山椒とかいてもいいなぁとかも思う。仲間はいつでも受け付けてるよ(?)w



【わさび様設定】

 名前:和山葵 茨緑(わわさび しりょく)
スペック:身長178cm 体重:70kg 髪:黒短髪 目:黒
長野県出身 京都の大学(農学部)に通う 21歳

クールな性格で一人でいるのが好き。
無理に人に合わせることをしないため、友人もきまった人間が数人いる程度。
実家は長野奥地の村で山葵農家を営んでいる。
首にかけるのは若くして謎の病で死んだ父の葬儀で手渡された宝玉。
形見と聞かされているが-…?

「山葵はもう送ってこなくていいと言ってるのに…」
「いや、俺はいい。今日は用事があるからな」


おわさび様とは

宝玉が記憶する和山葵家一代目:和山葵奏緑の力が茨緑の体と融合する事で生まれる別人格。
奏緑はその昔、山葵を狂気的に愛した陰陽師。その亡骸よりできたと言われる山葵は、非常に香り高く道行く獣を魅了したと同時に、強い毒を持っていたという。多くの獣の精を取り込んだ山葵は奏緑に力を与え、彼は再びこの世に姿を現す。だがその行動は横暴であり、もはや人ではなく妖怪。皮肉にも同じ陰陽師の手で封印される事となった。
それが、茨緑の持つ宝玉(緑玉)である。
だがこの宝玉はその力を与えるものを選び、選ばれぬ男は若くして精を奪われてしまう。
茨緑の父もその例外にもれず。若くしてその命を散らす事になった。

おわさび様(融合時)
 

wasabi.jpg

緑玉の力を手に入れた茨緑の姿
スペック:身長:185cm 体重:76kg
髪:金とも緑ともつかず、光り輝いている。振り乱し、長さは足元に達する 目:金

性格は気まぐれ、静かにしているかと思えば、キレる。切れ味の良い刀を持っている。

「ほぉん、お前がハラペーニョか。海を越えてご苦労なことだな。
   辛いと聞くがその噂、いかほどなのか…試してみるか、この身で…!」

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序章:

時は戦国を遡る事さらに数百年。
長野の山中、人里離れた奥地の畑。辺りはうっそうと茂る木々の陰で月明かりさえも届くのはまばらで、道行く者は無く、ただ腹を空かせた獣の唸り声が響いている。もんやりとした白い霧が辺りを包む中、ひっそりと佇む茅葺屋根の民家でさえ、既に人の気配を忘れていた。
ソレは、ちょうどそんな場所に根付いていた。

一匹の飢えた獣がフラリフラリと誘われるようにその鼻で地面を擦る。何かを見つけたと言わんばかりにその尾を微かに揺らし、掘り進めるその手足はすでに黒々とした土で覆われて、ふと、何かを見つけたといわんばかりに動きを止める。
くわえる口の端、緑に光る水は糸を引き、地へとつながる茎の上をズルリと滑り落ちる。
月明かりはすでに雲の中。静寂は闇を呼ぶ。
獣の意識は、そこで時を止めたように永遠の中に消えた。

刹那、モゴリと押し出すように盛り上がる地。
横たわる獣に生の色は無く、ただ動かぬそれが対比として動くものに生を与える。

「狐 ノ力取 入レ 土ノ 出ル ノ棘 …スノハ ―」

地の底から聞こえるのは、人のようで人でない、もっと深く低い、音の羅列か。地より湧き出す黒い影は、ボコリボコリと音を上げ、まるで大小異なる肉の塊がうねり合うように、徐々にその形を成してゆく。時折聞こえる耳障りな音は、獣の体を巻きこむものか。

事の終わりは唐突だった。
音は止み、月灯りは先と変わり無い様子で照らす。
ただそこに、大きな影を残して。

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もうとまらないおわらないwwww

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