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リヴリーのままモフモフするばかりでまだきちんと擬人化設定をUPできていない子や、我が家の和リヴの世界観に関わる子達のメモをとりあえずここにぽいっとしておきます。というのも、ツイッターの語りアカウントに打ち込んでたらあまりにも過去になりすぎてめぐれなくなりかけてたんですよね。消えちゃったらと思うと恐ろしいっ。まだ箇条書きなので今後色々変わってくる可能性はあります。
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まずはじめに、ふわふわ世界の和リヴについてですが、
以前【こちらの記事】で書いたとおり、GLL内の危険地帯の先に、
「鎖され渓谷」という集落があります。(※ふわふわ村はサイレントミルクパークの先)
ふわふわ村に住んでいる数人も、ここが出身です。
鎖され渓谷についての大まかなイメージは【こちらの記事】。
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6月6日に雨ザーザー降ってきて
性格はゆっくりドライ方面に変えていきたいです。
水音銀杏 (ディノトプス)29歳 ♂ 【/drive 黒銀杏 @鎖され渓谷】
山吹の故郷でもある鎖され渓谷の御三家、水を司る水音の当主。現在は実質的に渓谷の実権を握っている。黒の着物に漆黒の髪。化粧で縁取られた薄水色の瞳は底知れぬ闇を湛え、一部の人間には黒銀杏とも称される。性格は波たたぬ水面を思わせる反面、ひどく冷酷。人を信じず自らに利が無いと思えば斬り捨てる事を厭わない。元は、穏やかで優しい性格であったが、裏切り(冤罪であるが)による人への不信感。渓谷の空気によって、他者に対する負の思いが増幅されてしまった。
【参考口調SS】
その日の渓谷の風はやけに生ぬるく、夜道を黙々と歩く男らの肌を撫でるようであった。
彼らはちょうど、水音の家城へ物品を届けた帰路である。
与平-2人の男のうち大柄な方である-は少々不安を感じていた。
毎度、水音の敷地に立ち込める不穏な空気によるところも大きいが、
最も大きな理由は、多い物品を運ぶために連れて来た彼の息子の無駄口癖が
よもやこんな場所で起こってしまわないか、という事だ。
「なぁおやじよ。銀杏様さぁ-…」
残念、不安というのは思いのほか唐突に結果を得るものである。
「銀杏って名前の割りには、えらく地味じゃねーべ?
あれならやっぱし、昔いた山吹様のほうがいいべ…」
「おいこら与吉っ、滅多な事言うもんじゃねぇ!」
心の蔵がぎゅうっとするのを感じながら、与平は慌てて息子を強く打った。
普段であればそうする必要は無い。これは体裁である。
同時にふと、鳴いていた虫がやむのを与平は感じた。
「口は災いの元と言うのを聞いた事の無い馬鹿がいるようだな」
-ああ、やってしまった!-
与平は振り向かずしてすべてを悟り、そして覚悟した。
棒のように突っ立つ息子の頭を引きずるように地に伏せた。
「ああ、そうだ。こういうのもあるな。火の無いところに、煙は立たぬと。
そこのお前、煙を立てるのが好きと、よく、耳にする…」
家屋に振動する低い声。一歩も動けぬ。まさに蛇睨み。
与平は生唾を飲んだ。いつのまにか降った小雨は、あたりをじっとりと湿らせる。
「ゆ、許してくだせぇ旦那!こいつぁまだひよっこで渓谷の決まりがわかってねぇんです!」
ようやく動く頭を地から上げて、与平はかすれ声で叫んだ。
彼が息子に向けられた白刃に気づいたのは、この時である。
横で地に頭をつける与吉は、ただただ震え、開かれた瞳は焦点合わず揺らいでいた。
「…ではお前に聞こう。その火をなかったことにするには、どうすればよいのであろうな」
抑揚無く、ともすれば優しい。だが同時に、恐ろしい。
「そ…それは…」
「お前は?どう考える」
「…ひ…ひぃっ…!」
与吉は、所謂大口叩きである。大事な直面ではもろく儚い。
もはや彼の思考を埋めていたのは、一時も早くこの状況から脱するという事。
「なんだ、応えぬのか。ならばその口、あっても仕方なかろう…」
相手の行動を見誤る事があるとすれば、2人の男にとっては今だった。
心でどこか、何事もなく時が過ぎると、期待していた。
だがそれは、同じ尺度で生きる人間同士の場合のみである。
銀杏のそれは、すでに人ではなかった。
しいていうなれば、鬼。
-…日は、何事もなく明けた…-
「あれ~銀杏様…今頃、帰らはったんですか?」
朝もやの立ち込める家城の中。
銀杏とは対象的な、空を切る鮮明な声。水音苔丸である。
「ああ、火を消してきた」
「火…?」
それ以上応えぬ銀杏の背中は、今日も雨にぬれている。
文章後半の力尽き感。
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リオルカ・ロセット (プリミティブトビネ)17歳 ♀ 【/drive リオルカ @リオルカの部屋】
生まれは不明。物心ついた時すでに両親は無く、彼女の一番古い記憶は渓谷の孤水院※にある。特殊な教育を経た彼女の仕事はもっぱら隠密伝令であったが、とある事件をきっかけに谷を出て以来、しばらくは小さな窃盗を繰り返しながら各地を点々とすることになる。リオルカの名は拾われた折に持っていたとされる小さなペンダントに記されていた名。彼女は谷を出たのちはその名を自分で語り、渓谷での紫水(シスイ)の名は、捨てた。
ふわふわ荘では窃盗を行っていた際、ひょんなことで若草に存在をバレた事から定住している。若草や山吹の事を知ってはいたが、特に何を話す事はないと思っている。当初はとげとげしかった彼女の性格は、今はずいぶんと柔らかくなった。
※鎖され渓谷の孤児院にあたる。その管理は御三家の元にあり、主に表には出せぬ用に当たらせるようそれぞれが内密に特殊教育を行っていた場所。水音家の管理である孤水院コスイインの他、幸平家の孤幸院ココウイン・木枯家の孤風院コフウインがある。
「こんなことを…なんのつもりだ。礼など言わんぞ」
「バカなっ、この私の腹に脂肪がついているだと…」
「わ、私に飯を作れというのか?…気でも狂ったか?」
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他、リオルカ以外で渓谷出身のリヴ達。
①幸平山吹27歳♂…元は渓谷御三家、当時最も力をもっていた幸平家の跡取りだったが、空風峠の事件を境に渓谷を出て以来、一度も戻っていない。【事件記事】
②水音若草18歳♂…水音苔丸の実弟である。兄ほど陰陽道や渓谷の空気に向いた性格ではなかったため、まだ渓谷がそれほどまで荒れていなかった時代に、先見をした母によって渓谷から逃がされていた。一方で料理の才に富み、今はふわふわ荘で家賃支払い代わりにコックを務めつつ、料理探求を続けている。
※このときはまだ、”渓谷逃がし”は罪ではなかった。
これが罪になるのは、峠の事件のち、総当主が銀杏に変わったことがきっかけである。
③夜時雨・アサギ…本人ではなく、彼らの両親が渓谷の出身。特に大きな関わりは無い。